「MS.」 門あさ美



門あさ美さんの黄金期(だと私は思ってる)を
代表する曲を集めた、秀逸のベスト盤。


このアルバムを初めて聞いたのは・・
たしか高校3年の時だったと思う。

そのころよく遊んでいた男友達が
『LONELY LONELY』の最後の
♪あなたが〜好き〜〜♪
のところだけ、リピートした
妙なテープを作っていて、
気持ち悪がっていたら

『これが男心の真髄にせまるんだ!!』と力説され、
???と思いつつ、そんなら、と聴いて見ることにした。

聴いてまぁ、驚いた。
高校生の私にはちょっと刺激が強すぎるほど、
ストレートな歌があるかと思えば、

別れを悲しむにはあまりにも悲しすぎる叙情的な歌もあれば・・。
結果的に門さんにはまった。

大人の女、とはこの人のためにある言葉なのだろうなぁ、
と幼い私は解釈した。

そっか〜〜大人になれば、
背中の開いたドレス着て、ワインを見知らぬ人にプレゼント
され
たりとか〜〜・・
助手席に乗っててカーブでキスしたりとか〜〜・・
寄せる寄せる押し寄せる
波ってなんだろうなぁ〜〜・・と
妄想ぐーるぐる回したりして(爆)。


ま、大人になった今は(再爆)そんな事はあるとかないとか、
いろいろわかるけど〜〜。

それはさておき、
門さんはまず、声が好き。セクシーな声、というだけでなく
何を聴いても、我慢できなくて絞り出した声、という風に聞こえる。
悲しくて我慢できない、好きで我慢できない、
嬉しくて我慢できない、とFULLで伝わってくる。

メロディーラインも詞もその声に引きずられるから、
エッチっぽい歌でも下品にならず、
心の声を伴って上品に仕上がっている気がする。


そして、彼女も名古屋の人であったりする。

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